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【マサゴン】お馬に乗って美しい海岸をお散歩、パラドールでゆっくり、大西洋に面した静かなリゾート地!

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 今日は、気ままに、アンダルシア州のマサゴン(Mazagón)にやってきました。

 マサゴンは、真ん中のマドリッドから見ますと、南西(左下)に位置します。以前、気ままに訪れたことのある、モゲル(Moguer)パロス・デ・ラ・フロンテーラ(Palos de la Frontera)からほど近い、大西洋に面した美しい海岸のある街です。そのため、夏はリゾートの中心地としてにぎわいます。

 マドリッドから直通で行くことのできる、公共の交通手段はありません。一度近くのウエルバまで行って、そこからローカルバス(M-402)でアクセスすることになります。この路線(M-402)は、ウエルバから、パロス・デ・ラ・フロンテーラ(Palos de la Frontera)を経由して、マサゴンまで行きます。南西方向に約20キロ、約30分です。

街のようす

 マサゴンは夏のリゾートの中心地。美しい広い砂浜が主役の街です。だからかもしれませんが、他の街のように、街なかに歴史的な建造物がたくさんあるわけではありません。夏には、たくさんの観光客が避暑のためにこの街にやってきます。そのため、ホテルやレストランは充実しています。でも、冬が訪れると、閑散として、少し寂しくなってしまうようです。海岸の特徴としては、良質の砂浜が広がり、その背後には切り立った断崖の岩山が続いていて、変化に富んだ風景を楽しむことができます。

馬に乗って海岸ツアー

 マサゴンからは、馬に乗って、海岸をめぐるツアーがあります。案内をしてくれるのは、周辺の地理や文化に造詣の深い、地元のガイドさん。馬の背に揺られながら、パッカパッカと保護地区に指定されている海岸をゆっくりお散歩。特別の思い出になること、請け合いです。ツアーは、おひとりさまから、ちいさなお子さんを含むご家族、友だち同士、若者中心のグループ、カップルなど、さまざまなケースに対応可能とのことです。

パラドールに泊まってみよう!

 マサゴンは、イベリア半島南西の端。大西洋に面しています。マドリッドからはもちろん、同じアンダルシア州の州都であるセビーリャからも公共の交通手段では直接アクセスすることはできません。車があれば別ですが、日本から観光で行くのであれば、バスや電車を乗り継いで苦労してたどり着くという感じだと思います。
 だからこそ、せっかく着いたのですから、すぐに次の観光地へというような旅は少しお休みして、この街で一泊、いや、何泊かしてゆっくり過ごすのもよいかもしれません。
 そこで、オススメなのが、パラドール(parador、国営ホテル)。海岸まで数メートル、ドニャーナ国立公園Parque Nacional de Doñana)にもほど近いので、自然とともにゆっくりと時を過ごすことができます。部屋にはテラスがあり、大西洋に面する美しい海岸のパノラマを楽しめます。その他、小さなおこさんが遊ぶことのできるスペース、庭、テニスコート、スポーツジム、ジャグジー、屋外・屋内プールなど、設備も充実しています。ホテル内のレストランでは、クルマエビコウイカを中心に新鮮な海の幸はもちろん、上質な生ハムも味わえるとか。また、このパラドールでは、周囲の自然に親しむためのさまざまなツアーが用意されています。近くのドニャーナ国立公園への4WDツアー、バードウォッチングツアー、星をみるツアーなど・・・旅の印象をさらに深められること間違いなしです!

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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【パロス・デ・ラ・フロンテーラ】1492年コロンブスが第1回目の航海へ出発した港町

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Muelle de las Carabelas

 こんにちは、きままです!みなさま、お元気ですか?

 今日は、気ままに、アンダルシア州のパロス・デ・ラ・フロンテーラ(Palos de la Frontera)にやってきました。

パロス・デ・ラ・フロンテーラの場所とアクセス

 パロス・デ・ラ・フロンテーラは、真ん中のマドリッドから見ますと、南西(左下)に位置します。ティント川が太平洋に注ぐ河口沿いの港町です。

 マドリッドから直通で行くことのできる、公共の交通手段はありません。一度近くのウエルバまで行って、そこからローカルバス(M-403)でアクセスすることになります。この路線(M-403)は、ウエルバとモゲル(Moguer)を結んでいます。モゲルは以前に、気ままに訪れた、フアン・ラモン・ヒメネスの生まれ故郷。パロス・デ・ラ・フロンテーラは、モゲルから南西方向に約9キロ、ローカルバス(M-403)で15分ほどととても近いので、ちょっと寄ってみるのに最適です。

コロンブスゆかりの地

 1492年8月3日、コロンブス(Cristóbal Colón、1451頃-1506)は、この街の港から、新大陸発見を夢見て、第1回目の航海へ乗り出しました。出帆した船は3隻。サンタ・マリア号とピンタ号とニーニャ号です。彼の書いた航海誌によれば、この港を「日の出三〇分前」(『完訳 コロンブス航海誌』(平凡社、1993、p.39)に出発したそうです。彼らの船団は、この航海で、アメリカ新大陸を発見し、翌1493年3月15日、この港に無事生還しました。
 かつて栄えた港も、現在では使われなくなってしまったとのこと。街の南、ティント川のほとりには、コロンブスらが航海に用いた3隻のカラベラ船のレプリカが浮かび、周りには15世紀当時の桟橋のようすが再現され、ミュージアムになっているそうです。

街のようす

 パロス・デ・ラ・フロンテーラの周辺や街なかには見どころがたくさん。街の横を流れるティント川(Rí­o Tinto)沿いを下ると、大きな湿地帯(Lagunas de Palos y Las Madres)があり、ヨーロッパ大陸とアフリカ大陸を行き来する渡り鳥の生息地として重要な役割を果たしています。街なかには、興味深い歴史的建造物が多く残っています。コロンブスが航海前に泊まって計画を練ったといわれるラビダの修道院(el Monasterio de La Rábida), コロンブスの船団員として大活躍したピンソン3兄弟の生家(la Casa de los Pinzón), 1492年コロンブスらにピンタ号とニーニャ号を与える勅令が読み上げられるとともに乗組員の募集がなされたサン・ホルヘ教会(la Parroquia de San Jorge)、コロンブスの船団に水を供給したという伝説の残る ホンタニージャの泉(la Fontanilla)などがあります。


 

 大航海時代に興味のある方には、オススメの街です!

街の紹介ページ

 州のホームページの中にある街の紹介ページです。ご興味があれば、どうぞ!

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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【モゲル】『プラテーロとわたし』のフアン・ラモン・ヒメネスの生まれ故郷

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 こんにちは、きままです!みなさま、お元気ですか?

 今日は、気ままに、アンダルシア州のモゲル(Moguer)にやってきました。

モゲルの位置

 モゲルは、真ん中のマドリッドから見ますと、南西(左下)に位置します。

 マドリッドからこの街へ直通アクセスすることのできる公共の交通手段はありません。近くのウエルバ(Huelva)まで行けば、そこからローカルバス(M-400とM-403系統)が出ているようです。ウエルバまでは、セビーリャ(Sevilla)から列車かバスで、1時間半ほどで行くことができます。

ヒメネスの生まれ故郷

 モゲルといえば、1956年にノーベル文学賞に選ばれた詩人、フアン・ラモン・ヒメネス(Juan Ramón Jiménez、1881 – 1958)の生まれ故郷です。岩波文庫でも読むことのできる、『プラテーロとわたし』(Platero y yo)が知られているのではないでしょうか。この街を舞台に、月のような銀色をした、やわらかい毛並みのロバ、プラテーロと過ごした穏やかな日々をつづった散文詩です。街の北東、リベーラ通り(Calle Ribera)には、彼の生家があります。また、生家から約700メートル、歩いて9分ほどのところに、ミュージアムもあります。ヒメネスが5歳から26歳まで実際に住んでいた家をミュージアムにしたものです。建物は18世紀に建てられたもので、一度は古くなってしまいましたが、きれいにして、ミュージアムに生まれ変わりました。州のホームページの中に、生家とミュージアムを紹介するページがありましたので、ご興味があれば、どうぞ!どちらも、写真で内部のようすを見ることができます。

 さらに、ミュージアムを運営する協会の充実したオリジナルホームページを見つけましたので、よろしければ、どうぞ!

サンタ・クララ修道院

 街には、歴史的建造物が多くあります。1つ紹介するなら、サンタ・クララ修道院(Monasterio de Santa Clara)。内部には、大理石でつくられた、この修道院創始者たちのお墓があります。これらは、ミケランジェロ(Michelangelo、1475 - 1564)の弟子であるジャコモ・デッラ・ポルタ(Gian Gacome della Porta、1533年ごろ - 1602年)による作だとされています。また、祭壇の前や壁のくぼみに据えられた複数の美しい彫像も要チェックです。
 また、この修道院は、アメリカ新大陸を発見したコロンブス(Cristóbal Colón、1451頃-1506)にちなんだ場所としても有名です。1493年2月14日、彼らの乗った船はポルトガル沖で大しけにあいました。その時、無事に帰国できた暁には、この修道院で夜を徹して祈りを捧げるという誓い(El voto colombino)を皆で立てました。その誓いのおかげでか、この大しけを乗り切り、1493年3月15日、無事にすることができました。乗組員たちは、その足でこの修道院へ向かい、徹夜の祈りを捧げたそうな。大しけ時の誓いについては、『完訳 コロンブス航海誌』(平凡社、1993)のp.261~p.265に載っています。ご興味があれば、見てみて下さい。

モゲルの観光地紹介ページ 

 市のホームページの中に観光の見どころを紹介するページをみつけましたので、ご興味があれば、どうぞ!

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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