今日は、気ままに、アンダルシア州のアルコス・デ・ラ・フロンテーラ(Arcos de la Frontera)にやってきました。真ん中のマドリッドから見ますと、南南西(左斜め下)に位置します。100キロほど南はもうアフリカ大陸との海峡、ジブラルタル海峡です。そのため、マドリッドから向かうというよりは、同じ州内の諸都市から向かう方が現実的です。例えば、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ(Jereza de la Frontera)からはバスで約30分、セビーリャ(Sevilla)からは約1時間、カディス(Cádiz)からは約1時間半です。わたしは、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラからバスで向かいました。この辺りは、白い家の村々がかたまっているので、バスで移動すると便利です。
アルコス・デ・ラ・フロンテーラは、アンダルシアの「白い家の街」イメージそのもの。アンダルシアの大地から横長に盛り上がる岩山の上にあります。バスターミナルはこの岩山の下にあるので、街の中心を目指して、坂をひたすら登って行くことになります。20分ほど登るでしょうか。けっこう長い坂です。わたしは重いリュックサックを背負っていたので、けっこう大変でした。坂を登り切ると、街の中心であるカビルド広場(Plaza del Cabildo)に出ます。その広場の中に展望台があり、そこからの眺めが絶景。足下は断崖絶壁。崖下にはオリーブ畑の平原が果てしなく広がります。アンダルシアの大地を吹き渡ってきた乾燥した風が頬を伝います。わたしは、そのとき、お昼だったのか、近くのバルで買った、生ハムのボカディージョを頬張りながら、かなり長い間、この景色を眺めていた覚えがあります。それにしても、ブエナ・ビスタ(Buena vista)でした。
この街で宿泊を考えるのであれば、パラドール(parador、国営ホテル)があります。8室は断崖に面しており、そこからの眺めは最高とか。
街と、パラドールのホームページがありますので、ご興味があれば、どうぞ!
- 街のホームページ
- パラドールのホームページ
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