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【アルマグロ】スペイン古典演劇の聖地

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 今日は、気ままに、カスティーリャ・ラ・マンチャ州アルマグロ(Almagro)にやってきました。真ん中のマドリッドから見ますと、ほぼ真南(ほぼ真下)に位置します。マドリッドからですと、列車で約2時間半。バスで約2時間です。

 街の中心、マジョール広場(Plaza Mayor)は、木造2階建ての建物でコの字型に囲まれています。窓枠が緑色で統一され、壁の白色と美しいコントラストをなしています。マジョール広場のすぐ近くに、野天劇場(コラル・デ・コメディアス、Corral de Comedias)があります。スペインの古典演劇は、とても充実しています。ロペ・デ・ベガ(Lope de Vega、1562-1635)、ティルソ・デ・モリーナ(Tirso de Molina、1579-1648)、カルデロン・デ・ラ・バルカ(Calderón de la Barca、1600-1681)など、古典劇作家の巨匠を上げれば切りがありません。彼らが活躍した16世紀末から17世紀後半の約100年は、古典演劇の「黄金世紀(シグロ・デ・オロ、Siglo de Oro)」と呼ばれます。この野天劇場は、その時代に建てられたもので、桟敷席、婦人席、楽屋、舞台など当時の様子の保存に心がけています。8月末から9月初めにかけて、古典演劇の国際フェスティバルが開催され、世界各地から劇団が集まり、この劇場で古典劇を演じます。マジョール広場をはさんで向かい側には、スペインの演劇に関する豊富な資料を展示した、演劇博物館(Museo del Teatro)があります。ホームページがありますので、ご興味があれば、どうぞ!

museoteatro.mcu.es

 アルマグロの特産といえば、レース編みと陶器。レースは手で編み上げますので、しっかりしたものです。素朴な陶器とともにお土産に最適です。
 アルマグロでの宿泊を考えるのであれば、パラドール(parador、国営ホテル)がお薦め。16世紀末に建てられたサン・フランシスコ派の修道院を改装したもので、14個ものパティオがあるとか。
 街と、パラドールのホームページがありますので、ご興味があれば、どうぞ!

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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