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【サアラ・デ・ラ・シエラ】白い村々のなかでも特にお薦め!

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サアラ・デ・ラ・シエラ

サアラ・デ・ラ・シエラ(Zahara de la sierra

 今日は、気ままに、アンダルシア地方の、Zahara de la sierraにやってきました。日本語での発音は、サアラ・デ・ラ・シエラ。スペイン語では“h”は発音しません。

 ロンダ(Ronda) からバスに揺られること、約1時間。車窓には、麦畑の緑と土の茶色のなんともいえぬ美しいコントラストの風景が流れます。遠く、丘のゆるかやな起伏に白い家々が見え始めます。村の背後の岩山の頂からは、古城が突き出ています。この石造りのお城は、13世紀前半から15世紀末にかけ、グラナダを首都として栄えた、イスラムナスル朝(1232-1492)との国境の要塞だったとのこと。かつての睨みもいまでは穏やかな風景にスパイスを利かせています。「zahara」は、アラビア語の「花」という言葉から来ているそうです。
 その美しさは、歴史的および美的地区(Conjunto Histórico Artístico)に指定されるほど。美化推進運動に関する数々の賞も受賞しているとか。
 アンダルシア自治州の以下ホームページで、村のなかや周りの風景の写真がみられますので、ご興味があれば、ご覧下さい。

www.andalucia.org

 わたしも、かつて、この村を訪れたことがあります。
 白い家々に囲まれた、なだらかな坂を古城まで登って行くと、そこは工事中で、働いていた左官の少年と会話を楽しみました。なんでも、こんな小さな村から早く抜け出して、ヨーロッパやアメリカで一旗上げたいとのこと。それもそうなんだろうけれど、ここもいいところだよね?と言ったところ、「春先に行われるセマナ・サンタ(聖週間、Semana santa)では、あそこの教会(Iglesia de Santa María de la Mesa)から、マリア様をみんなでかついで、街を練り歩くんだ。きれいなんだよ。」と、話してくれました。眼下に広がる、丘陵のゆるやかな起伏の美しさとあいまって、少しはにかんだ、その顔が忘れられません。あの少年、今は、どうしているでしょうか。

 アンダルシアの白い村々のなかでも、こじんまりとしていて特にお薦め、ネット旅もいいですが、実際に訪れてみるのもいいかもしれませんね。

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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