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【アビラ】中世の城壁に囲まれたサンタ・テレサ生誕の街

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街を囲む城塞

街を囲む城塞(Las Murallas)

 今日は、気ままに、カスティーリャ・イ・レオン州のアビラ(Aávila)にやってきました。真ん中のマドリッドから見ますと、西北西(ほぼ左)に位置します。マドリッドからですと、列車、バス、ともに1時間半から2時間です。 

 鉄道の駅からでも、バスターミナルからでも街の入口まで15分ほど。街はグルッと一周、きれいに城壁に囲まれています。ここまできれいに城壁に囲まれた街は、スペインでも珍しいかもしれません。城壁は11世紀末につくられ、周囲の長さ約2.5キロ、壁の厚さは約3メートル、高さは平均12メートルだそうです。90本の塔があり、城門は9つ。中でも、アルカサル門(Puerta del Alcázar)とサン・ビセンテ門(Puerta de San Vicente)には、街の入口にふさわしい重厚感があります。これらの門から街に入り、まっすぐに進み、反対側から街を一度出て、アダハ川(Rio Adaja)に架かる橋を渡って右に進むと、「4本の柱」(クアトロ・ポステス、Cuatro Postes)という旧跡があります。そこから街を囲む城壁を一望することができます。すばらしい眺めです。わたしが訪れた時、運がよいことに、満月に近いお月さまが出ていました。中世の城壁から上がってきたようなお月さま、実にきれいでした。
 街中の見どころは、カテドラル(Catedral)の他、アビラで生まれた聖人、サンタ・テレサ(Santa Teresa de Jesús、1515-1582)にまつわる修道院です。彼女は、厳しい戒律を持つ「裸足のカルメル会」を設立したことで有名です。彼女の生家の跡地に建てられたサンタ・テレサ修道院(Convento de Santa Teresa)やサンタ・テレサが最初に設立し、彼女の遺体が納められた棺が安置されている、修道院サン・ホセ修道院(Convento de San José)があります。わたしも、サン・ホセ修道院を訪れましたが、室内は非常に厳かな空気に包まれていました。
 また、アビラでの思い出として、広場の名前は定かではありませんが、夕方、石畳の広場で、中学生くらいの少年少女が一緒になってサッカーをしていて、その様子を、隅のベンチに腰掛けて、ひまわりのタネ(ピパ、pipa)を食べながら見ていたのですが、遊びのサッカーでも、さすがスペイン、レベルが高いなと感心してしまったことを覚えています。
 アビラで宿泊を考えるのであれば、パラドール(parador、国営ホテル)がお薦めです。16世紀の宮殿を改装してつくられたもので、庭からつながっている城壁に登ることができるとか。
 市と、パラドールのホームページがありますので、ご興味があれば、どうぞ!

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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