スペイン 気ままに ネット旅

スペインをネットで気ままに旅するブログ

【スペインの図書館】ア・コルーニャにある公共の中央図書館

f:id:kimamy:20211205092418p:plain

 今日は、気ままに、ガリシア州ア・コルーニャ県の県都ア・コルーニャ(A Coruña)にある、公共の中央図書館(Biblioteca Pública del Estado en A Coruña - Miguel González Garcés)にやってきました。ア・コルーニャは、真ん中のマドリッドから見ますと、北西(左斜め上)のイベリア半島の端に位置します。マドリッドから特急で約8時間半、巡礼の終着地として有名なサンディアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)からは、ローカル線で約1時間です。ア・コルーニャは、タコ(プルポ、pulpo)がおいしいことで有名です。

 さて、このような街にある図書館はどんな図書館なのでしょうか。主な統計値を書きます。

  • 【主な統計値2019年】
    建物内図書館利用エリア:4,430㎡
    入館者数:197,308人
    登録者数:42,065人
    所蔵資料総数:256,552件
    貸出総件数:138.735件
    (出典:スペイン文化・スポーツ省のページ

 図書館のホームページにアクセスすると、ガリシア州であるだけに、デフォルトの言語がガリシア語で表示されます。スペイン語に切り替えたいときは、右上のGallego/Castellanoで切り替えることができます。この図書館の概要のページを読んでみますと、その歴史は、1895年まで遡ることができるそうです。その後、中等教育施設に統合され、1956年にア・コルーニャ文化協会に加入し、1989年からはガリシア州立議会の管理下に入りました。そして、1994年の改組に伴い、翌1995年に現在の新しい建物が建てられ、正式名称も現在のものになったそうです。建物は、鉄筋コンクリート3階建ての近代的な造りです。
 図書館の名称に付されている、ミゲル・ゴンサレス・ガルセ(1916-1989)は、ア・コルーニャ出身の詩人、歴史家なのだそうです。彼自身、1940年代から1980年代にわたり40年間、この図書館の館長を務め、故郷の文化振興に尽くしました。彼の業績を記念し、彼の名が図書館の名称に添えられた訳ですね。
 図書館のホームページから、ガリシア州で今(2021年8月現在)最も貸し出されいてる本が40冊ほど紹介されています。それらのなかに、日本のコミックが3タイトル入っています。さて、何でしょう。答えは、『NARUTO -ナルト-』、『ONE PIECE』、『ドラゴンボールDRAGON BALL)』です。日本のコミックは、こんなに遠い図書館でも大人気なのですね。
 以下、図書館と、最も貸し出されている本のホームページです。ご興味があれば、どうぞ!

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

 他の【図書館】も見てみる!

f:id:kimamy:20211205092418p:plain

スポンサーリンク

 

 

ページトップへ

© 2021 きまま