今日は、気ままに、ガリシア州、ア・コルーニャ県の県都、ア・コルーニャ(A Coruña)にある、公共の中央図書館(Biblioteca Pública del Estado en A Coruña - Miguel González Garcés)にやってきました。ア・コルーニャは、真ん中のマドリッドから見ますと、北西(左斜め上)のイベリア半島の端に位置します。マドリッドから特急で約8時間半、巡礼の終着地として有名なサンディアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)からは、ローカル線で約1時間です。ア・コルーニャは、タコ(プルポ、pulpo)がおいしいことで有名です。
さて、このような街にある図書館はどんな図書館なのでしょうか。主な統計値を書きます。
- 【主な統計値2019年】
建物内図書館利用エリア:4,430㎡
入館者数:197,308人
登録者数:42,065人
所蔵資料総数:256,552件
貸出総件数:138.735件
(出典:スペイン文化・スポーツ省のページ)
図書館のホームページにアクセスすると、ガリシア州であるだけに、デフォルトの言語がガリシア語で表示されます。スペイン語に切り替えたいときは、右上のGallego/Castellanoで切り替えることができます。この図書館の概要のページを読んでみますと、その歴史は、1895年まで遡ることができるそうです。その後、中等教育施設に統合され、1956年にア・コルーニャ文化協会に加入し、1989年からはガリシア州立議会の管理下に入りました。そして、1994年の改組に伴い、翌1995年に現在の新しい建物が建てられ、正式名称も現在のものになったそうです。建物は、鉄筋コンクリート3階建ての近代的な造りです。
図書館の名称に付されている、ミゲル・ゴンサレス・ガルセ(1916-1989)は、ア・コルーニャ出身の詩人、歴史家なのだそうです。彼自身、1940年代から1980年代にわたり40年間、この図書館の館長を務め、故郷の文化振興に尽くしました。彼の業績を記念し、彼の名が図書館の名称に添えられた訳ですね。
図書館のホームページから、ガリシア州で今(2021年8月現在)最も貸し出されいてる本が40冊ほど紹介されています。それらのなかに、日本のコミックが3タイトル入っています。さて、何でしょう。答えは、『NARUTO -ナルト-』、『ONE PIECE』、『ドラゴンボール(DRAGON BALL)』です。日本のコミックは、こんなに遠い図書館でも大人気なのですね。
以下、図書館と、最も貸し出されている本のホームページです。ご興味があれば、どうぞ!
- 図書館のホームページ
- 最も貸し出されている本のホームページ
https://catalogo-rbgalicia.xunta.gal/cgi-bin/koha/opac-bulletin.pl?id=1
最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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