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【スペイン図書館】アリカンテにある公共の中央図書館

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 今日は、気ままに、バレンシア州アリカンテ県の県都アリカンテ(Alicante)にある、公共の中央図書館(Biblioteca Pública del Estado en Alicante – José Martínez Ruíz Azorín)にやってきました。アリカンテは、バレンシアオレンジで有名なバレンシアの南約125キロに位置する港町です。

 さて、このような街にある図書館はどんな図書館なのでしょうか。主な統計値を書きます。

  • 【主な統計値(2019年)】
    建物内図書館利用エリア:3,359㎡
    入館者数:265,994人
    登録者数:47,467人
    所蔵資料総数:261,116件
    貸出総件数:105,482件
    (出典:スペイン文化・スポーツ省のページ

 この図書館の創立は1855年で、時を経て1983年にバレンシア州により管理されるようになりました。伝統のある図書館だけに価値のある蔵書が多く、地域研究の分野へ大きく貢献しています。特に、アリカンテをテーマとした書籍やパンフレット、1811年以降今日までのアリカンテの地方紙コレクションが充実しています。いわば、アリカンテの印刷物の保管庫といったところです。
 図書館の名称に付されている、ホセ・マルティネス・ルイス アソリン(José Martínez Ruíz Azorín、1874-1967)は、スペインの作家です。ホセ・マルティネス・ルイスが本名、アソリンはペンネームです。アリカンテ県出身。彼は、「1898年の世代」という作家グループに属し、小説、エッセイ、評論、戯曲など幅広い文芸作品を残しました。「1898年の世代」とは、スペイン-アメリカ戦争(1898)の惨敗を契機にスペイン独自の精神性にスペイン再生の糸口を見いだそうとした知識人たちの世代です。彼の作品としては、『意思(La voluntad)』、『ドン・キホーテの旅路(La ruta de Don Quijote)』などがあります。
 図書館のホームページがありますので、ご興味があれば、どうぞ!

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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