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【スペイン図書館】アルメリアにある公共の中央図書館

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 今日は、気ままに、アンダルシア州アルメリア県の県都アルメリア(Almería)にある、公共の中央図書館(Biblioteca Pública del Estado en Almería – Francisco Villaespesa)にやってきました。アルメリアは、アルハンブラ宮殿で有名なグラナダ(Granada)の東南東(右斜め下)約100キロに位置する、地中海に面した港湾都市です。ローマ時代から港町として栄えてきました。雨がふらず、年間降水量が200mmに達しませんが、それだけに灌漑が発達し、現在は、オレンジやブドウの栽培で有名です。美しい大理石が採れることでも知られ、なんと、ヨーロッパでの西部劇のロケ地としてよく使われるとのことです。


 さて、このような街にある図書館はどんな図書館なのでしょうか。基本統計値を書きます。

  • 【主な統計値(2019年)】
    建物内図書館利用エリア::2,400㎡
    入館者数:188.815人
    登録者数:58,143人
    所蔵資料数:187.456件
    貸出総件数:61,178冊
    (出典:スペイン文化・スポーツ省のページ

 この図書館の歴史は、1845年まで遡ることができます。初めは、アルメリア県の中等教育の図書館として、蔵書は500冊だったそうです。1947年、市と、国の教育省の取り決めにより公共図書館となりました。1983年から1984年にかけて、アンダルシア州の管理に入るとともに、現在の場所に移ったとのことです。
 図書館の建物は4階建てで、1階は、カウンター、多目的ホール(180人収容)、幼児コーナー、2階は、人文系図書の開架コーナー、3階は、自然科学系図書の開架と雑誌コーナー、それに、インターネット利用コーナー(端末6台)、4階は事務室です。
 アンダルシア州が提供している、電子図書館サービス(eBiblio Andalucía)があり、電子書籍や電子雑誌の貸し出しが実際に行われています。この活動は、国の文化・スポーツ省(Ministerio de Cultura y Deporte)と、アンダルシア州の協力のもとに促進されているようです。また、タンブルブックス(Tumblebooks)という、幼児・児童用のオンライン図書館サービスもあります。ファンタジー、ゲーム、クイズなど、幼児や児童が興味を持つことのできるような題材をもとに、英語やフランス語など、外国語を楽しみながら学ぶことができるよう、工夫されています。
 図書館の名称に付されている、フランシスコ・ビリャエスペサ(Francisco Villaespesa、1877-1936)は、19世紀末に生じたスペイン語詩の刷新運動である、モデルニスモの影響を強く受けた詩劇作家だそうです。アルメリア県に生まれ、多くの詩集、戯曲、短編を書きました。マドリッドでは同人誌を発行し、ピオ・バローハ(Pío Baroja、1872-1956年)やアソリン(Azorín、1873-1967)など、当時を代表する多くの知識人たちと交流しました。晩年は南米を旅し1936年にマドリッドで病気のため亡くなっています。彼の作品としては、歴史を題材とした『ドニャ・マリア・デ・パディリャ(Doña María de Padilla)』や東洋を題材とした『真珠の王宮(El alcázar de las perlas )』があります。
 以下、図書館、電子図書館、タンブルブックスのページです。ご興味があれば、どうぞ!

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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