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【スペイン図書館】サラマンカにある公共の中央図書館

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 今日は、気ままに、カスティーリャ・レオン州サラマンカ県の県都サラマンカ(Salamanca)にある、公共の中央図書館(Biblioteca Pública del Estado en Salamanca – Casa de las Conchas)にやってきました。サラマンカは、スペインの西部に位置する県。西側でポルトガルと国境を接しています。県内のほとんどの部分は、メセタ(Meseta)と呼ばれる台地に覆われ、標高は約700メートルと高めです。北西にはドゥエロ川(Río Duero)が流れています。その流域でつくられるワインは、「リベラ・デル・ドゥエロ(Ribera del Duero、ドゥエロ川のほとり)」と言われ、美味しくてとても有名です。実際に味わってみたい方は、「リベラ・デル・ドゥエロ」のワインをまとめた販売ページを見つけましたので、ご興味があれば、どうぞ!日本人に合う味、飲み飽きないおいしさ、造り手の情熱が感じられるワインの紹介に努めるお店、フィラディスワインクラブ30の中の「リベラ・デル・ドゥエロ」のワインをまとめた販売ページです。他にも、スペインには美味しいワインがたくさんありますので、ワインがお好きな方は、是非ワインショップの特集ページもご覧ください!
 少し話がそれてしまいましたが、県都であるサラマンカは歴史のある街。12世紀からレオン王国の主要都市の1つでした。そして、サラマンカでなんといっても有名なのが、サラマンカ大学。13世紀初めの創立で、ヨーロッパ全体でも最古の大学の1つであるとか。また、街の中心にあるマジョール広場(Plaza Mayor)もその美しさで有名です。周辺では、テンサイ、コルクガシ、小麦の栽培や、皮革、ワイン醸造、製粉などの産業が盛んなのだそうです。

  さて、このような街にある図書館はどんな図書館なのでしょうか。主な統計値を書きます。

  • 【主な統計値(2019年)】
    建物内図書館利用エリア:3,559㎡
    入館者数:366,110人
    登録者数:55,213人
    所蔵資料総数:196,962件
    貸出総件数:117,818件
    (出典:スペイン文化・スポーツ省のページ

 ホームページによれば、現在の図書館のサービスが始まったのは、1993年なのだそうです。図書館の名称に付さているカサ・デ・ラス・コンチャス(Casa de las Conchas)は、「貝の家」の意味。それもそのはず、建物を見れば一目瞭然で、建物の壁面に、ホタテ貝の殻の彫刻がいくつもついているからです。ホタテ貝は、サンティアゴ巡礼の象徴。この街もサンティアゴ巡礼の道の中継地だったのですね。なお、この建物は、15世紀後半に建てられたゴシック様式の建物で、サンティアゴ巡礼者を守る騎士団の騎士の個人宅であったそうです。外観は重厚な石造りですが、内部は近代的な設備が整っています。Wi-Fiも完備、インターネットに接続できるパソコンは15台設定されています。充実したネット環境です。
 この図書館では、音楽、映画、演劇について、市民への普及活動を積極的に行っています。ホームページには、コンサート、映画の上映会、演劇の開催プログラムがたくさん載っています。中でも、演劇のプログラムに惹かれました。2021年9月14日から12月18日まで、カスティーリャ・レオン州の主催で、「すべての市民に開かれた劇場」と題し、数々の演劇が開催されています。どれもおもしろそうですが、1つクリックして詳細画面を見てみました。劇のタイトルは、「小さなキホーテ」(El pequeño Quijote)。1997年に同じ州のアビラ(Ávila)で結成された劇団「新劇」(Nueva Escena)によりつくられた演劇で、内容は、小さなキホーテとアロンソ少年の繰り広げるドタバタ劇。2人の行う想像力豊かな遊びの中で、ドン・キホーテとサンチョの冒険が蘇ります。2人とも遊びにあまりに夢中になりすぎて、空想と現実の世界の区別がつかなくなってしまうほど。どんな演劇なのか、見てみたいです。

 また、この図書館は、ラジオ放送を配信しています。配信日時は、毎週水曜日午後から30分。サラマンカ大学の学生との共同配信で、その目的は、図書館活動の宣伝や読書の普及促進のためだとか。“Caja de resonancia dd-mm-yyyy”(例:”Caja de resonancia 20-10-2021”)という部分をクリックすると、放送を聞くことができます。なお、“Caja de resonancia”の意味は「共鳴箱」です。やさしくて、よい名前だと思いました。

 最後にもう1つ。カスティーリャ・レオン州の誇る作家、カルメンマルティン・ガイテ(Carmen Martín Gaite、1925-2000)のコレクションをご紹介します。コレクションは、カスティーリャ・レオン州が所有しており、そのカタログをネットを介して州内の図書館で共有しています。彼女は、1925年にサラマンで生まれ、1991年に、カスティーリャ・レオン州文学賞を受賞したそうです。その受賞のおかげで、北米をはじめ、彼女の作品は世界中に広まったとのこと。コレクションには、小説、エッセイ、短編、戯曲、詩、その他、私的な文書類も含まれているそうです。彼女の膨大なノートや下書きからは、作品の構想を練る過程はもちろん、日常生活のちょっとした1コマの様子も伺われ、彼女の人生を理解する上で欠かせない資料であるそうです。

 以下、図書館のホームページです。ご興味があれば、どうぞ!

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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