2022年のサッカーワールドカップ、日本代表がスペイン代表に勝って、興奮しました。その時、このブログ、「スペイン気ままにネット旅」にもちょっとした異変が起こりました。「【きまカフェ】「キャプテン翼」、スペイン語では・・・”Oliver y Benji”!?」という記事のアクセスが急増したのです。三笘薫選手と田中碧選手が『キャプテン翼』の翼くんと岬くんにたとえられたからでしょうか。こちらもいささか興奮してしまいました。
その勢いで、スペインとサッカーに関連するキーワードであれこれネット検索していると、日本のJリーグの徳島ヴォルティスにスペイン人の新監督が就任したというニュースを見つけました。興味を持ち、少し調べてみることにしました。
|
徳島ヴォルティスは、2022年12月時点で、J2に所属しています。2013年と2020年にJ1に昇格しましたが、いずれも1年でJ2に降格。J1昇格を目指してがんばっているチームです。そのチームの2023年シリーズの新監督として、スペイン人のベニャート・ ラバイン(Beñat Labaien)氏が就任しました。そして、なんと、徳島ヴォルティスの監督は、2代前からスペイン人であることを知りました。前監督はバルセロナ出身のポヤトス監督。今季から、ガンバ大阪の監督になるとか。その前はオビエド出身のロドリゲス監督。ロドリゲス監督は、2020年、チームを2回目のJ1昇格に導いた名将です。2021年シリーズと2022年シリーズは、浦和レッズの監督を務めましたが、2023年シリーズは未定とか。
さて、ベニャート・ラバイン新監督は、バスク州のギプスコア県にあるベルガラ(Bergara)という小さな街出身の35歳。同州、同県にある、サン・セバスティアンをホームとする、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)の分析コーチだったそうです。レアル・ソシエダは、スペインの1部リーグに属し、2021-22シリーズの成績は6位。1979-80、1981-82シリーズには優勝したこともあるとか。
さっそくチームの公式ページを見てみると、2022年12月9日の記事で、ラバイン分析コーチの徳島ヴォルティスへの移籍が発表されていました。
- ラバイン分析コーチの徳島ヴォルティスへの移籍を伝える公式発表
Labaien deja la Real Sociedad - Real Sociedad de Fútbol S.A.D.
リンク先の写真の向かって左、ラバイン分析コーチと肩を組んでいるのは、イマノル・アルグアシル(Imanol Alguacil)監督。次の分析コーチはすでに決まっているようで、サンス(Sanse)というリザーブチームの分析コーチが就任するそうです。
ラバイン新監督の経歴も調べてみました。2009年にアトレティコ・マドリッドのユースチームのマネージャーとしてキャリアを積み始め、スペイン代表チーム(U-17)の分析コーチや、レアル・マドリッドのユースチームのアシスタント・マネージャーなどを歴任し、その後、イングランドのリーズ・ユナイテッドFC(Leeds United Football Club)のアシスタント・マネージャーを経て、2018年にレアル・ソシエダの分析コーチになり、今季2023年から徳島ヴォルティスの監督です。
地元の新聞もチェックしてみました。いくつかヒットしましたが、ノティシアス・デ・ギプスコア(Noticias de Gipuzkoa)という地元紙の記事です。
- ラバイン氏の移籍を伝える地元紙の記事(2022年12月9日)
Real Sociedad | Beñat Labaien, analista del primer equipo, deja el club para entrenar en Japón
ラバイン新監督のSNSはないかと思い、検索してみると、ツイッターがありました。ご興味があれば、どうぞ!
余談になりますが、レアル・ソシエダには、日本代表の久保建英選手も2022年7月から所属しているとか。チームの公式ページに久保選手のインタビューの動画が公開されていました。華麗なプレーもさることながら、久保選手のものすごく流ちょうなスペイン語に舌を巻きました。是非、ご覧ください!かっこいいです!
2023年、ラバイン新監督のもと、徳島ヴォルティスのJ1昇格はなるか。とっても楽しみです!
がんばれ、徳島ヴォルティス!
がんばれ、ラバイン新監督(ポヤトス監督とロドリゲス監督も)!
最後まで読んでいただいて、有難うございました。
スポンサーリンク