「おやすみなさい」
スペイン語で、言うことはできますか。
Buenas noches(ブエナス/ノチェス)です。
Buenas:英語のgood
noches:英語のnight
2000年代の中頃、スペインにいた頃、夜テレビを見ていて、20時になると決まってかかってくる歌がありました。子ども向け番組のエンディングだったのでしょうか。かわいらしい人形たちが踊りながら、その歌を歌うのです。スペイン語が今よりも聞き取れなかった当時でも、最後のあたりで何度も繰り返される、”Buenas noches hasta manaña~♪”(ブエナス/ノチェス/アスタ/マニャーナ)という歌詞は、よく聞き取れて、うれしかった覚えがあります。
”hasta manaña”は、「また明日ね!」の意味。
”hasta:英語の”until”
”manaña”:英語の”tomorrow”
ですので、
”Buenas noches hasta manaña”で、「おやすみなさい、また明日ね!」。
当時は、この歌にたいした興味を抱くこともなく、子どもたちを寝かしつけるお約束なのだろうくらいに思っていました。とはいうものの、夕食が21時から始まるスペインにしては、いくら子どもでも毎日20時に寝るというのは、少し不自然、おかしいなと思ってもいました。
そこで、ネットで検索してみると、なんでも、この番組は、幼児に英語を人形劇で教える教育番組で、TVE(国営放送、日本でいえばNHK)が作成したとか。タイトルは、”Los Lunnis”(ロス・ルニス、ルニス一族)といって、ルナ・ルネラという世界に住む一族がさまざなな問題を解決する設定なのだそうです。その番組のエンディングソングがこの歌。
そして、なぜ、そんなに早くおやすみの歌がかかるかというと、それまで、ちびっこたちは、21時にテレビを消して寝るのが社会的に推奨されていたのですが、2000年代の中頃、その時間が20時に早められたというのです*1。
当時覚えた違和感の背景に、こんなことがあったのか、とやけに納得してしまいました。
興味のある方は、YouTubeで、“Los Lunnis buenas noches hasta manaña"と検索して、聞いてみて下さいね!
それでは、よい子のみなさん、Buenas noches, hasta manaña!
最後に、おおよその意味を書いておきます。ご参考までに。
【おおよその意味】
すごく疲れたよ
今日はひっきりなしに遊んだから
疲れ切っちゃった
今日一日も終わり
明日になればエネルギー一杯だよ
なぜって一晩中自分たちの電池に
バッチリ充電したんだからね
おやすみなさい
また明日
ルニス一族もちっびっこたちも
さあもう寝よう
おやすみなさい
また明日
ルニス一族もちっびっこたちも
さあもう寝よう
最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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