今日は、気ままに、アンダルシア州のカサレス(Cásares)にやってきました。真ん中のマドリッドから見ますと、南南西(左斜め下)のイベリア半島の端に位置します。アクセスは東に位置するエステポナ(Estepona)という町からが便利です。バスで約40です。
カサレスは、「スペインの白い村」として、ガイドブックや写真集でよく紹介されます。そのため、どこかで目にしたことがあるかもしれません。岩山の側面に這うように建てられた白い家々、素焼き陶器独特のやさしい薄茶色の瓦屋根、丘の上の古城・・・村全体が一枚の絵画のようです。岩山の頂きからの眺めは最高。海まで14キロ。晴れていれば、ジブラルタル海峡の向こうにアフリカ大陸、そして、水平線まで広がる地中海を見渡すことができます。地中海から吹き上がってくるやさしい風が頬を伝い、なんとも気持ちがいいです。本でも読みながら、何時間でもこの景色を眺めていたい気分になります。
わたしもエステポナからバスでこの村に入り、1泊して、またバスで、エステポナとサン・ペドロ・アルカンタラ(San Pedro Alcántara)を経由して、次の目的地であるロンダ(Ronda)へ向かいました。ずいぶん前のことで、泊まった宿の名前を忘れてしまったのですが、そこのオーナーか従業員の方がフラメンコギタリストで、フラメンコの曲を惜しげもなく何曲も弾いてくれ、またその曲に合わせて、日本人の若い女性のフラメンコダンサーが踊ってくれ、そのあまりの素晴らしさに鳥肌が立った思い出があります。あの方は、今も元気に、あの宿で、フラメンコギターを奏でているのでしょうか。
村のホームページがありますので、ご興味があれば、どうぞ!
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