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【クエンカ】宙づりの家!?のある街

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Casas Colgadas(宙づりの家)

 今日は、気ままに、カスティーリャ・ラ・マンチャ州のクエンカ(Cuenca)にやってきました。真ん中のマドリッドから見ますと、東南東(ほぼ右)の方向に位置します。その延長線上にはバレンシア(Valencia)があり、両都市のほぼ中間にあります。マドリッドからですと、列車、バスともに2時間半。バレンシアからですと、列車、バスともに、約3時間です。

 見どころは、「宙づりの家(カサス・コルガーダス、Casas Colgadas)」。クエンカ自体が荒い岩肌をあらわにした崖の上にありますが、その崖っぷちに迫り出すように建てられているのがこの家。「Casas(家)」を後ろから形容する「Colgadas(コルガーダス)」は、「吊された」という意味。ガイドブックなど、訳によっては、「不安定な家」と訳されることもあります。ちょうどこの家の下の谷に橋が架かっています。その橋の中程から見ると、この家が崖に迫り出す様子をよく見ることができます。わたしがクエンカを訪れたとき、この建物の正体がとても気になりました。マドリッドからバスでアクセスしたので、谷底にあるバスターミナルから、重たいリュックサックを背負い、けっこうな急坂を登り、やっとたどり着いた「宙づりの家」の正面玄関。そこはなんと、抽象画美術館(Museo de Arte Abstracto)でした。何を期待していたわけではありませんし、そこが何であれば満足したのかもわかりませんが、それなりの苦労をして坂道を上がってきた割には、抽象画美術館だった、ということに、少し肩すかし食わされたような気持ちになりました。
 クエンカでの宿泊を考えるのであれば、パラドールがあります。16世紀に建てられた修道院を改装したもので、谷を挟んで反対側にあるため、断崖の上につくられた街の様子を一望できるとか。
 街と、抽象画美術館(Museo de Arte Abstracto)と、パラドールのホームページがありますので、ご興味があれば、どうぞ!

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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