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【エル・ロシオ】スペインのもう1つの巡礼の街(サンティアゴ巡礼はものすごく有名だけれど・・・)

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 こんにちは、きままです!みなさま、お元気ですか?

 今日は、気ままに、アンダルシア州のエル・ロシオ(El Rocío)にやってきました。

 エル・ロシオは、真ん中のマドリッドから見ますと、南西(左斜め下)に位置します。

 マドリッドからですと、直通で行くことのできる公共交通手段はありません。そのため、近くの街まで行って、そこからのアクセスとなります。バスですと、DAMASというバス会社が運行していて、セビーリャからは約1時間30分、アルモンテからは約20分で行くことができます。バス会社(DAMAS)のホームページで、時刻表を調べることができます。

巡礼の街

 スペインで「巡礼」といえば、サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す、サンティアゴ巡礼がとても有名ですが、エル・ロシオも、スペインの巡礼地の1つとして有名です。毎年、5月下旬から6月初旬にかけての聖霊降臨祭(ペンテコステ)にあたる日に、この街の15キロ北にある、アルモンテに集まった巡礼団が、馬車、幌馬車、徒歩などで、笛と太鼓の音に合わせながら、エル・ロシオの聖堂まで行進します。いつもは人気のない小さな街ですが、このときばかりは歌に踊りに大賑わい。セビーリャ、ウエルバ、カディス、その他、スペイン全土から、多い時には数10万人も集うのだとか。みなの目指す、街の中心の白亜の聖堂のなかには、聖母マリア像が祀られています。この聖母マリアの別名は、” La Blanca Paloma"(白いハト)というそうです。州のホームページに聖堂の写真がありました。どうぞ!

 1週間のお祭り騒ぎが終わり、巡礼者たちが帰った後は、またもとの静かな静かな街に戻るります。この巡礼についての情報満載のホームページを見つけました。ご興味があれば、どうぞ!写真、歴史、プログラムなどクリックしているだけでもおもしろそうです。


 

聖堂のマリア像にまつわる伝説

 さて、この街の聖堂に祀られている聖母マリア像には、ある伝説があるようです。

 15世紀の初め、ひとりの狩人がアルモンテから15キロほど南に下った山奥の、”La Rocina”(ラ・ロシナ)と呼ばれていた一帯で狩りをしていると、猟犬が大木の前でしきりに吠えます。そこで近づいてみると、その大木の根本に、美しい白い麻の衣をまとったマリア像を見つけました。狩人は、この像をアルモンテまで担いで帰ることに。ところが、あまりに重くて疲れてしまって、途中で眠り込んでしまいました。目が覚めてみると、マリア像は影も形もありません。もしやと思い、引き返してみると、元の場所に見つけた時と同じお姿でいらっしゃったそうな。アルモンテに帰って、仲間にこの体験を語り、みんなでその場所に行ってみると、たしかに、マリア像があります。神父様に相談したところ、マリア様はきっとこの場所がお好きなのだろうからお堂を建ててさし上げよう、ということになりました。

 これが、エル・ロシオの聖母マリア像にまつわる由来の1つなのだそうです。

馬に揺られてゆっくりお散歩

 エル・ロシオは、小さい街。その中心には白亜の聖堂、街中には小さな白い家が点々としていて、とても美しい街並みです。また、ヨーロッパでも最大級の自然保護区で、野鳥の生息地として有名なドニャーナ国立公園に面しています。のんびりした街並みから少し足を延ばして、ドニャーナ国立公園まで、馬にまたがりゆっくりお散歩。そうしたツアーがあるみたいなので、参加してみると、一味違った旅の思い出ができるかもしれません。

街のホームページ

 最後に、州が紹介する街のホームページです。より詳しい情報へのリンクが貼ってあるので、便利です。

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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