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【サン・セバスティアン】ホタテ貝の形をした海岸のある美しい街

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コンチャ海岸

コンチャ海岸(Playa de la Concha)

 今日は、気ままに、パイス・バスコ(País Vasco)州のサン・セバスティアン(San Sebastián)にやってきました。真ん中のマドリッドから見ると北東(右上)です。マドリッドから列車で約7時間。バスですと約6時間。東に20キロほど行けばフランスとの国境です。

 サン・セバスティアンは、「ビスケー湾の真珠」と評され、高級避暑地で知られています。街にあるビーチは、コンチャ海岸(Playa de la Concha)。「コンチャ」とは、貝殻、特に、ホタテ貝のことです。この海岸の形も湾曲していて、その形がホタテ貝そっくりです。また、ホタテ貝は、サンティアゴ巡礼の象徴。中世には、フランスからサンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela) までの巡礼の道の中継地として栄えました。街は新市街と旧市街に分かれています。バルやお手頃の宿は旧市街に集中していますが、とりたてて見どころがあるというわけではなく、細い路地の入り組んだ旧市街全体の雰囲気を楽しむ感じです。
 旧市街の奥には丘があって、その丘の上からコンチャ海岸を眺めることができます。湾曲した湾の真ん中には、サンタ・クララ島(Isla de Santa Clara)。真珠さながらといったところでしょうか。旧市街側の丘から海岸を挟んで正反対にも丘があり、その丘にはケーブルカーで登ることができます。
 サン・セバスティアンでおいしいのが、アングーラ(angula)という、ウナギの稚魚。これをニンニクの香りの効いたオリーブ油で鷹の爪と炒めます。なかまでよく火の通った稚魚。ほんのり塩味の効いた柔らかい食感は絶妙です。少し冷えた辛口の白ワインで口直しをしながら食べれば至福の時を満喫できます。
 私がこの街を訪れたのは、2月の寒い時期。しかも、スペイン北部特有のどんよりとした小雨の降る日でした。そのため、丘の上からのコンチャ海岸の眺めもいまいち。でも、泊まったペンシオン(pensión)のおかみさんがスペイン語を丁寧に教えてくれたのがとても印象的です。また行けることができれば、今度は夏に行って、コンチャ海岸で海水浴をしてみたいものです。
 その他、サン・セバスティアンは国際フェスティバルでも有名です。毎年8月には国際ジャズ祭、9月には国際映画祭が開催されます。
 市と映画祭のホームページがありますので、ご興味があれば、どうぞ!

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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