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【バレンシア】オレンジとパエーリャと火祭りの町

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街角から見るミゲレテの塔

街角から見るミゲレテの塔(Valencia)

 こんにちは、きままです。お元気ですか。今日は、気ままに、バレンシア州バレンシア県の県都バレンシア(Valencia)にやってきました。バレンシアは行政的な面から見ると、自治州(Comunidad Autónoma)、県(Provincia)、市(Ciudad)のすべてが「バレンシア」という名前です。珍しいケースです。真ん中のマドリッドから見ますと、東南東(右斜め下)のイベリア半島の端に位置します。マドリッドからですと、高速列車アラリス(Alaris)で約3時間半、バルセロナ(Barcelona)からは特急で約3時間半。バスですと、マドリッドから約4時間、バルセロナからは約4時間15分です。

 バレンシアはスペイン第3の都市。街路にはオレンジの木が植わり、毎週日曜日にはラストロ(rastro)というのみの市が開かれ、バルからはパエーリャのにおいが漂い、町は魅力と活気に満ち溢れています。そして、なんといっても有名なのが、毎年3月12日から19日まで開催される火祭り(Las Fallas)です。1年間かけてつくった大小さまざまな人形を町中に飾り付けて、最後にすべて焼き払うお祭りです。2020年はコロナウィルス蔓延のため中止、2021は、状況次第ですが、9月1日(水)から5日(日)に開催予定です。セビーリャの春祭り(Feria de abril de Sevilla)、パンプローナ牛追い祭り(エンシエロ、encierro)と並び、スペイン3大祭りの1つです。町中に飾り付けられたすべての人形が焼き払われるのは、3月20日真夜中0時です。なかでも市役所前広場に飾られた巨大な人形が炎に包まれる姿は圧巻です。わたしも見ましたがその迫力は並大抵なものではありません。まさに火事。日本のとは異質の本気度を感じました。そして、翌朝には、何もなかったかのように町が動き出すことになんともいえぬ粋のよさを覚えました。町の見どころとしては、カテドラル(Catedral)とその左にある8角形のミゲレテの塔(Torre del Miguelete)。約70メートルのこの塔に登ると、バレンシアの町が一望できます。また、かつて交易で栄えた町の証である、ラ・ロンハ(La Lonja)も見逃せません。15世紀末に建てられたゴシック様式の交易所で世界遺産にも登録されています。外壁に施された彫刻は一見の価値があります。わたしのお薦めは、美術館(Museo de Bellas Artes)です。エル・グレコ(El Greco、1541-1614)、ベラスケス(Velázquez、1599-1660)、リベーラ(Ribera、1591-1652)、ゴヤGoya、1746-1828)などの巨匠の作品に加え、バレンシア出身の画家ソローリャ(Sorolla、1863-1923)や、フランドル画家のボッシュBosch、1460?-1516)やファン・ダイク(Van Dyck、1599-1641)の絵画を見ることができます。わたしは、バレンシアの明るい雰囲気が大好きです。お薦めです。
 町と、火祭り(Las Fallas)のホームページがありますので、ご興味があれば、どうぞ!

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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