今日は、気ままに、カスティーリャ・イ・レオン州のサモーラ(Zamora、スペイン語でzaは濁らず「サ」と発音します)にやってきました。マドリッドから見ますと、北西(左斜め上)に位置します。マドリッドからですと、特急で約3時間。ガリシア地方のア・コルーニャ(A Coruña)からは約5時間。南に位置するサラマンカ(Salamanca)からは約1時間。バスですと、マドリッドから約3時間。サラマンカからは約1時間です。
サモーラは、ドゥエロ川の緩やかなカーブに面した、のんびりした街です。街中には公園がたくさんあって、地元の子どもたちが元気に遊んでいます。カフェテラスは、時間をかけてランチを楽しむ家族や恋人たちであふれています。肩肘を張る必要さえもない「日常」という言葉が実にしっくりとくる街です。
バスで南に一時間ほど行くと、大学で有名なサラマンカ(Salamanca)という街があります。サモーラからは、そのサラマンカに通学や通勤で通っている人が多くいます。毎朝バスでサラマンカへ向かい、大学や仕事が終わるとまたバスでサモーラへとUターン。バスの中で、一日のスイッチのオン・オフが切り替わります。この街の地元色の強さは、こうしたことにも関係しているのかもしれません。
街を散策すると、ロマネスク教会が点在します。小さな街中にその数10個以上。以前、サモーラの友人に彼らの教区(parroquia、パロキア)の教会を案内してもらったことがあります。敬虔なカトリック教徒。はるばる日本からやってきた珍客のわたしに、教会での一連の作法を教えてくれました。その時、その教会の祭壇がエルサレムの方角を向いている、と説明してくれたことが印象的です。
ドゥエロ川ほとりの癒やされる街、サモーラ、お薦めです!
最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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