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【アヤモンテ】グアディアナ川河口にあるポルトガルとの国境の白い街

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 こんにちは、きままです!みなさま、お元気ですか?

 今日は、気ままに、アンダルシア州のウエルバ県にある、アヤモンテ(Ayamonte)にやってきました。

アヤモンテ(Ayamonte)の場所

 真ん中のマドリッドから見ますと、南西(左下)に位置します。グアディアナ川が大西洋に注ぐ河口に位置します。マドリッドからの直通の公共交通機関はバスしかなく、約9時間かかります。夜行バスもあります。遠いです。鉄道ですと、一度同じアンダルシア州のウエルバ(Huelva)まで行き、そこでバスに乗り換えます。マドリッド−ウエルバ間は電車で約4時間半、ウエルバ−アヤモンテ間はバスで1時間程です。同じアンダルシア州のセビーリャ(Sevilla)からですと、バスで直通約3時間。電車ですと、ウエルバまで約1時間半、そこからバスに乗り換えて約1時間です。

街のようす

 街に面するグアディアナ川(Guadiana)を渡れば、そこはポルトガル。ヴィラ・レアル・デ・サント・アントニオ(Vila Real de Santo António)の街です。街の北側に近代的な橋が架かっていて、車で渡ることもできます。フェリーも運行しており、運行本数も多く、乗船時間は10分ほど。スペイン、ポルトガル両国を気軽に行き来することができます。街なかには、細い路地が入り組み、白い家々が建ち並び、魅力に富んでいます。建造物としては、16世紀に建てられたアングスティアス教会(Ia iglesia de las Angustias)、美しい小鐘楼ときれいな格天井で有名なサン・フランシスコ修道院(el convento de San Francisco)、13世紀にイスラム教寺院をもとに建てられたサルバドール教会(la Iglesia del Salvador)などが有名です。

美しい海岸線

 この辺りは、コスタ・デ・ウエルバ(Costa de Huelva)と言われ、アヤモンテから東へドニャーナ国立公園(Parque nacional de Doñana)まで、美しい海岸線が続きます。その間には、避暑地がたくさんあります。イスラ・カネラ(Isla Canela)、イスラ・クリスティナ(Isla Cristina)、ラ・アンティーリャ(La Antilla)、プンタ・ウンブリーア(Punta Umbría)などが有名です。その他のおすすめスポットとしては、緑豊かな沼地であるマリスマス・デル・リオ・ピエドラス・イ・フレーチャ・デル・ロンピード(Marismas del Río Piedras y Flecha del Rompido)、エル・ポルティル湖(la laguna de El Portil)などがあります。海岸線には、松やユーカリの美しい林が続いているそうです。

パラドール

 グアディアナ川に面する小高い丘の上には、美しいパラドール(parador、国営ホテル)があります。電車やバス、そしてフェリーを乗り継いでやってきのたですから、パラドールで美味しいものでも食べて、ゆっくりするのもいいですね。テラスからは眼下に、白い家々の街並み、グアディアナ川、対岸のポルトガルが見渡せます。夕日の美しさは格別だそうです。夏はプールもあり、このパラドールを起点として、周辺に点在する小さな村々に、自転車、歩き、馬!?で行くもよし。美しい海岸線の散策を満喫してみたいところです。
 ホームページでは、パラドールの内部の様子や、周囲の美しい景色の写真がたくさん見られます。是非どうぞ!

ポルトガルまで、フェリーで10分!?

 アヤモンテに来たら、ぜひ行ってみたいのが、グアディアナ川対岸のポルトガルの街、ヴィラ・レアル・デ・サント・アントニオ(Vila Real de Santo António)。ポルトガルの方が物価が安いので、買い物に行く地元の人も多いとか。
 この街には、小泉八雲(1850 - 1904)と並ぶ日本文化の紹介者として知られる、モラエス(Venceslau José de Sousa de Morais、1854 - 1929)の『おヨネとコハル』(Ó-Yoné e Ko-Haru、1923)などの作品を展示した、マヌエル・カバナス博物館(Museu Manuel Cabanas)もあるそうです。彼は、神戸・大阪総領事を務め、日本人と結婚し、晩年は徳島で日本文化の研究・著述に専念したそうです。
 わたしも、何十年も前に、この街を訪れたことがあります。その時は、お隣の国のポルトガルの首都リスボンから夜行に乗り、ファーロ(Faro)という大西洋に面した街を経由して、翌朝8時頃、ヴィラ・レアル・デ・サント・アントニオ(Vila Real de Santo António)に着きました。その足で、フェリーでグアディアナ川を渡り、スペイン側のアヤモンテに向かいました。夏の朝のフェリーがなんとも気持ちよかったこと。何十年経った今でも、その時の感覚をすぐに思い出すことができます。フェリーといっても漁船のような小ささで、朝焼けがとてもきれいで、朝の海風のひんやりとした感じがととても心地よかったです。海鳥もフェリーついてきたりして、旅情を非常に誘われました。対岸に近づいてくるアヤモンテの街の白さもとても印象的でした。アヤモンテに行かれたら、フェリーでポルトガルに渡ってみること、是非オススメです!(豆知識ですが、時差が1時間ありますので、川を渡った後、時計の針の調整をお忘れなく。)わたしが乗ったフェリーかわかりませんが、今でも運行していると思われるフェリー会社のホームページがありました。この会社のフェリーは、平日は10時から19時まで、土日は11時から17時まで、1時間に1本の運行があるようです。乗船料は11歳以上2.1ユーロ、4歳から10歳まで1.3ユーロだそうです。ご興味があれば、どうぞ!

街のホームページ

 アンダルシア州のホームページのなかに、アヤモンテを紹介するページがありました。ご興味があれば、どうぞ!

   Ayamonte - Web oficial de turismo de Andalucía

 

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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