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【きまカフェ】汚れなき悪戯(心の洗浄に、スペインの古典名画をお一つどうぞ!)

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 スペイン映画といえば、ペドロ・アルモドバル(Pedro Almodóvar Caballero, 1949- )、ビクトル・エリセ(Víctor Erice Aras, 1940- )、カルロス・サウラ(Carlos Saura, 1932- )などの作品が有名ですが、今日は、古典の名作をご紹介します。ご存じの方も多いと思いますが、「汚れなき悪戯」、原題は、Marcelino Pan y Vino(マルセリーノ・パン・イ・ビノ)です。この映画、セリフはすべてスペイン語ですが、監督のラディスラオ・バホダ(1905-65)は、意外にもハンガリー生まれなのだそうです。
 あらすじは、スペインの小さな村、その日は村祭りの日。病で床に伏している女の子のところに、一人の修道士がお見舞いにやって来ます。そして、村祭りの起こりを語り始めます。この小さな村でかつて起きた戦争のあと、12人の有志が集まり、廃墟となった建物を修道院にしようと奮闘します。そんなある日、一人の修道士が、門の前に男の赤ちゃんが捨てられているのを発見します。マルセリーノと名付け、みんなで協力して育てることに。成長するにつれ始まったのが、悪戯。どれも愛くるしい「汚れなき」ものなのですが、エスカレートしていき、ついに、絶対に上がってはいけないと言われていた2階に、ついに上がってしまいます。マルセリーノがそこで見たものとは・・・最後、「汚れなき悪戯」の先に一つの奇跡が起こります。その奇跡こそ、村祭りの起こりだったのです。
 社会不安の尽きない今日この頃、この映画を見て本当に心が洗われました。主演パブリート・カルボ(当時6歳)は、1955年のカンヌ国際映画祭で特別子役表彰を受け、この映画は、1957年日本のキネマ旬報外国映画ベストテンでは第8位を記録しました。素朴で美しい主題曲も印象的です。
 お薦めです。よかったら、是非、ご覧下さい!

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。


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