今日は、気ままに、アンダルシア州のタリファ(Tarifa)にやってきました。真ん中のマドリッドから見ますと、南南西(左斜め下)のイベリア半島の端に位置します。マドリッドから直接アクセスするのではなく、同州の諸都市からバスでアクセスすることになります。鉄道は通っていません。アルヘシラス(Algeciras)から約30分、カディス(Cádiz)からは約1時間半です。わたしは、アルヘシラスに宿をとり、日帰り旅行をしました。バスもたくさん出ていますし、近いので日帰り旅行に最適です。
タリファは、イベリア半島最南端の町です。アフリカ大陸まで、ジブラルタル海峡を挟んで、わずか15キロメートルです。海峡の向こうに、アフリカ大陸の姿をはっきりと認めることができます。また、ここを起点として、東側の海岸地帯をコスタ・デル・ソル(Costa del sol、太陽の海岸)、西側の海岸地帯をコスタ・デ・ラ・ルス(Costa de la luz、光の海岸)と呼ぶそうです。タリファ自体はこじんまりとした漁村で、それといって見どころはありません。イスラム教徒によって建てられ、今は廃墟となった要塞、ヤシの木のある街路、町の雰囲気を味わいつつのんびりと漁港まで歩くのがお薦めです。わたしも漁港まで歩いて行きました。漁港に行き着くと、体にこたえるほどの強い風が吹いていたのを覚えています。後から知ったのですが、大西洋と地中海の風がぶつかるタリファの岬では、1年を通して安定した強い風が吹くため、ヨーロッパのセーリング競技のメッカになっているとか。そして、わたしが訪れた時も、真っ青な海の向こうに、アフリカ大陸が本当にくっきりと見えました。巨大な岩山のようで、ものすごい迫力がありました。この背後に巨大なアフリカ大陸が潜んでいることを想像すると、ますます迫力が増す感じがしました。
町のホームページがありますので、ご興味があれば、どうぞ!
最後まで読んでいただいて、有難うございました。
スポンサーリンク