今日は、気ままに、アンダルシア州のジブラルタル(Gibraltar)にやってきました。スペイン語では、”gi“は「ジ」ではなく、「ヒ」と発音するので、ヒブラルタルとなります。真ん中のマドリッドから見ますと、南南西(左斜め下)のイベリア半島の端に位置します。
ジブラルタルは、イベリア半島にありますが、この町だけはなんとイギリス領。つまり、イギリスです。というのも、スペイン王位継承戦争(1701-1714)でイギリスにより占領され、1713年のユトレヒト条約で直轄領となり今日に至っているからです。そのため、この町へのアクセスも、スペイン側の国境の町であるラ・リネア(La Línea)まで行き、そこから国境まで5分ほど歩き、そこでパスポートコントロールを受けることになります。ラ・リネアまでは、少し東に位置するアルヘシラス(Algeciras)から、バスで約40分。マラガ(Málaga)、トレモリーノス(Torremolinos)、フエンヒローラ(Fuengirola)、マルベーリャ(Marbella)など、コスタ・デル・ソル(Costa del sol)のそれぞれの町からも、ラ・リネアまでのバスが出ています。
パスポートコントロールを受け、町の中心との間を往復するバスで町中に行けば、そこはイギリスそのもの。赤い2階建てのバスが走り、標識も英語、メインストリートにはバルではなくアイリッシュ・パブが並びます。聞こえてくるのも、英語。とはいうものの、英語とスペイン語が混じり合ったような言葉を話す人もいました。実際に聞きましたが、確かに、発音、語尾、文法など、英語とスペイン語が混じっていて、不思議な感じがしました。
ジブラルタルのシンボルといえば、標高400メートルの岩山。英語でその名も”The Rock“。目立つので、町のどこからでも見ることができます。頂上には展望台があり、ロープウェイで行くことができます。この展望台からの眺めが最高。晴れていれば、ジブラルタル海峡の向こうに、アフリカ大陸をくっきりと見渡すことができます。少し珍しいところでは、この岩山にサルが住んでいます。展望台から歩いて下ってくると、エイプス・デン(Apes' Den)というサルの巣を意味する場所があります。そこにサルが住んでいるのです。なんでも、9世紀頃にアラブ人が持ち込んだのだとか。わたしも見ましたが、愛嬌があってとてもかわいいです。
観光のホームページがありますので、ご興味があれば、どうぞ!
最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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