今日は、気ままに、カスティーリャ・イ・レオン州のバリャドリッド(Valladlid)にやってきました。マドリッドから見ますと、北西(左上)に位置します。マドリッドからですと、列車、バスともに、約2時間半です。
バリャドリッドは、歴史上の人物とゆかりの深い街で知られ、カトリック両王はこの街で婚礼を行い、新大陸の発見者であるコロンブス(Cristóbal Colón、1451頃-1506)は、この街で亡くなり、『ドン・キホーテ(Don Quijote)』の作者であるセルバンテス(Cervantes、1547-1616)は、この街で晩年を過ごしました。
街を散策してみましょう。古い街並みの中、歴史を感じさせる建物は数知れず。その中でもお薦めなのが、国立彫刻美術館(Museo Nacional de Escultura)。15世紀の神学校(Colegio de San Gregorio)の建物を改装したもので、建物自体非常に価値の高いものです。展示物もスペイン・レアリズムの傑作が数多く展示されています。なかでも、フアン・デ・フニ(Juan de Juni、1506-1577)の『キリストの埋葬(Snant Encierro)』、アロンソ・ベルゲーテ(Alonso Berruguete 、1490頃-1561)の『聖セバスティアンの殉教(Martirio de San Sebastián)』が有名です。わたしも見ましたが、そのレアリズムぶりに圧倒されました。時を経ても、その強烈な印象が残っています。
もう一つお薦めは、セルバンテスの家(Casa de Cervantes)です。17世紀に晩年を過ごした家具や調度品が当時のまま保存されています。『ドン・キホーテ』ファンの方は必見かもしれません。
市のホームページがありますので、ご興味があれば、どうぞ!国立彫刻美術館のコレクションのホームページから、いくつかの作品が見られますので、こちらも、ご興味があれば、どうぞ!
- 市のホームページ
Valladolid - Portal de Turismo de la Junta de Castilla y León
- 国立彫刻美術館のコレクションのホームページ
https://www.culturaydeporte.gob.es/mnescultura/colecciones/colecciones.html
最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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