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【ロンダ】近代闘牛発祥の地

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谷底から望むヌエボ橋

谷底から望むヌエボ橋(Ronda)

 今日は、気ままに、アンダルシア州のロンダ(Ronda)にやってきました。真ん中のマドリッドから見ますと、南南西(左斜め下)に位置します。マドリッドから夜行で約9時間。同州の諸都市からですと、コルドバ(Córdoba)やグラナダ(Granada)からは、列車で、ボバディージャ(Bobadilla)経由で約3時間。アルヘシラス(Algeciras)からは約2時間。バスですと、セビーリャ(Sevilla)から約3時間、マラガ(Málaga)からは約2時間、カディス(Cádiz)からは、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ(Jereza de la Frontera)経由で約3時間です。わたしは、カサレス(Cásares)から、バスで、エステポナ(Estepona)、サン・ペドロ・アルカンタラ(San Pedro Alcántara)を経由して、ロンダ(Ronda)に入りました。

 ロンダは、近代闘牛の発祥の地として有名です。というのも、この町に生まれた闘牛士、フランシスコ・ロメロ(Francisco Romero、1700-1763)が、18世紀に、それまでの馬に乗りながら牛と闘う形式ではなく、初めて、現在行われているような、ムレータ(muleta)という赤い布と剣だけで闘う形式を生み出したからです。町の闘牛場(Plaza de Torros)は、1785年に建てられたもので、スペインのなかでも最も古いものの1つです。闘牛場の内部には、闘牛博物館(Museo Turino)があり、闘牛の衣装、大会のポスターなど、関連資料が展示されています。
 町は、新市街と旧市街に分かれています。2つの市街は、深い渓谷によって隔てられています。その渓谷の底をグアダレビン川(Río Guadalevín)が流れています。新旧両市街は、ヌエボ橋(Puente Nuevo)によって結ばれています。この橋の下は100メートルはありそうな断崖絶壁。上からの眺めはもちろんのこと、下からの眺めもお薦めです。新市街からヌエボ橋を渡り旧市街に入り、そのまま進んで、Los Molinos通りへ。この道は、旧市街の絶壁を右に見ながら、渓谷の下まで続いています。谷底から見上げるヌエボ橋も迫力があります。
 ロンダ周辺には、アンダルシアの魅力的な白い村が点在しています。ロンダを基点として、これらの村をバスでまわることができます。ただ、平日でもバスの本数が少ないため、帰りのバスの時間もよく確認しておくことをお薦めします。わたしは、ロンダを基点に、グラサレマ(Grazalema)、セテニル(Setenil)、オルベラ(Olvera)サアラ・デ・ラ・シエラ(Zahara de la Sierra)をまわりました。どの村もそれぞれよかったですが、サアラ・デ・ラ・シエラが一番気に入りました。また、グラサレマの行き帰りの本数が少なすぎて結局グラサレマに一泊せざるをえなくなったことを覚えています。
 ロンダで宿泊を考えるのであれば、パラドールもあります。眺めがすばらしいとか。
 町と、パラドールのホームページがありますので、ご興味があれば、どうぞ!

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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