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【ゲルニカ】「ピカソの『ゲルニカ』」の「ゲルニカ」

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 今日は、気ままに、パイス・バスコ(País Vasco)州のゲルニカ(Gernika)にやってきました。真ん中のマドリッドから見ますと、北北東(右斜め上)に位置します。マドリッドからですと、一度ビルバオ(Bilbao) まで列車かバスでアクセスします。ビルバオ までは、特急で約5時間、夜行で約8時間、バスだと約5時間です。ビルバオ からは列車でもバスでも1時間弱です。

 わたしは、ビルバオ からゲルニカまで、列車を使いました。2月。まだ寒い時期で、小雨が降っていました。地元の人たちに混じり、静かでしっとりした印象が残っています。列車、お薦めです。駅は街のほぼ中心にあるので、さっそく散策。バスクの議事堂(Casa de Junta)に行ってみましょう。議事堂の横手には、「ゲルニカの木」と呼ばれる古木があります。周りが8本の柱で囲まれているので、少し見つけにくいかもしれません。中世、この木の元で、バスクの独立を宣言したのだそうです。バスク地方の独立に対する意識はその頃から強かったのですね。 市のホームページの左側の画像スライドで、「ゲルニカの木」を見ることができますので、ご興味があれば、どうぞ!

turismo.euskadi.eus

ゲルニカ」は、言わずと知れた、ピカソの大作「ゲルニカ」の舞台となった街です。スペイン市民戦争(1936~1937)のさなか、1937年4月26日、ナチスドイツ軍がこの街に無差別空爆を行いました。市民戦争は、フランコ政権対人民戦線の単なる内戦の域を超え、ファシズム対民主主義の国際戦争にまで発展していたのです。この空爆に怒りを覚えたピカソがパリで描いたのが「ゲルニカ」。縦3.45メートル、横7.7メートルの大作を約1か月半の短期間で描き上げたそうです。この絵画は、同年のパリ万国博覧会でスペイン共和国政府館に展示されました。しかし、モチーフが政治的な意味を含んでいるため、他国の美術館を転々とし、スペインに返還されたのは、フランコ政権崩壊後の1981年。今は、マドリッドの王立ソフィア王妃芸術センターに展示されています。
 王立ソフィア王妃芸術センターのホームページで見られますので、ご興味があれば、どうぞ!

www.museoreinasofia.es

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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