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【バルセロナ】ピカソ美術館(ラ・セレスティーナ)

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 今日も、バルセロナ(Barcelona) を気まま旅。バルセロナ は、真ん中のマドリッドから見ますと、東北東(右斜め上)のイベリア半島の端に位置します。マドリッドからですと、特急で6時間半から7時間、夜行で7時間半から9時間。バスですと、7時間から8時間です。飛行機もあり、約1時間です。

 バルセロナ といえば、サグラダ・ファミリア(Sagrada Familia)教会 ですが、今回は、街の南に位置する、ピカソ美術館に行っています。1963年に開館したこの美術館には、ピカソが9歳の時から「青の時代」までの作品が主に展示されています。所蔵としては、ベラスケスの「官女たち(ラス・メニーナス:Las Meninas)」をモチーフとした習作群などが有名です。
 美術館のホームページを見てみましょう。画面左メニュー内のLa colecciónをクリックし、下に広がるプルダウンリスト内の下から2番目のCatálogoから所蔵作品を見ることができるので、ご興味があれば、ご覧下さい。

www.museupicasso.bcn.cat
 
 ところで、ピカソで、何か好きな作品はありますか。
 わたしは、ラ・セレスティーナ(La Celestina)という、「青の時代」の作品が好きです。正確に言うと、好きでした。
 この作品に出会ったのは、中学生の頃。それまで、ピカソと言えば、いわゆる「天才」的な抽象画しか知らなかったので、その絵を見たとき、ピカソってふつうのうまい絵が描けるんだ、と内心思ってしまいました。
 セレスティーナとは、男女の仲を取り持つ老女のこと。15世紀のフェルナンド・デ・ロハスの戯曲(Toragicomedia de Caristo y Melibea)の主人公でもあります。
 中学生の頃は、頭巾をかぶり、その白濁した左目で、瞬時にすべてを見透かされてしまうような迫力に圧倒されました。ところが、年を重ねて今見ると、その表情が慈悲深く、けっこう愛嬌のある顔立ちをしていると感じてしまうのは不思議です。
 不思議といえば、この絵を、バルセロナピカソ美術館で確かに見たという記憶があるのですが、所蔵しているのは、パリのピカソ美術館であるとのこと。パリのピカソ美術館に行った覚えはないので、この記憶は一体何なのでしょうか。わたしが目にしたのはレプリカだったのでしょうか、原画の貸し出し展示だったのでしょうか、はたまた、幻だったのでしょうか。自分の中でなぞは深まるばかりです。
 このラ・セレスティーナ(La Celestina)、パリのピカソ美術館のホームページのコレクションのページで見ることができます。ご興味があれば、画面中央上部の検索ボックスに、“celestine”(フランス語のスペルでは最後が"e"になります。)と入力して、ご覧下さい。

www.museepicassoparis.fr

 最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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